360モデナ
360モデナは、いかにもフェラーリらしいボディスタイルを与えられたスーパースポーツモデルだ。エンジンはコクピットの後方、つまりボディの中央に搭載される、いわゆるミッドシップのレイアウトで設計されている。
ボディスタイルはシャープなウエッジシェイプで、全高が僅か1215mmというス
ペックからも分かる通り、ルーフは極めて低く抑えられた。ルーフの低さは重心の
低さを意味しており、スポーツカーの卓越した運動性能を確保する上では必須の条
件といえるものだ。
全長は4490mmだから国産のミドルサイズセダンと同程度だが、全幅は1925mmと極
めてワイドだ。低く、そして幅広く構えたボディスタイルは、いうまでもなくハイ
スピードコーナリングでは大きな効果を発揮してくれる。
エンジンは90度の挟み角を持つV型8気筒。排気量は3.6リッターを確保してお
り、400馬力の最高出力を8500回転という超高回転域で発生する。最大トルクは38.
0kg-mで発生回転数は4750回転だ。
ボディパネルにはアルミが使用され、車両重量は僅かに1430kg。フェラーリの中
でも最も軽く、サーキットからハイウェイまで、抜群のスピードでドライバーを異
次元の世界へと誘う。
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