F430
フェラーリには、1970年代からV8エンジン搭載の通称「スモールフェラーリ」と呼ばれるモデルと、V12エンジン搭載モデルの2系統がラインナップされてきました。
このF430は、スモールフェラーリの系統で、2004年に発表されたモデルです。日本での販売期間は、2005年3月~2009年。発表当時は6段MT仕様が2,079万円、2ペダルMTのF1トランスミッション仕様は2,205万円でした。
430のボディタイプは、ベルリネッタ(クーペ)とスパイダーの2種で、乗車定員はいずれも2名。このほか、ミハエル・シューマッハが開発に大きく関与した430スクーデリア、2008年にフェラーリF1がコンストラクターズタイトルを獲得したことを記念して製作された限定モデル、スクーデリア・スパイダー16Mなど販売されました。
F430のボディサイズは、全長4,515×全幅 1,923×全高1,215mm、ホイールベース2,600mm。全高1,215mmというかなり低い車高が、スーパーカーらしさを感じますね。車両重量は、1,450kgと、排気量4.3LのV8エンジンを搭載しながら、1.5t以下の車重に抑えられています。
エンジンは4.3Lの排気量から、最高出力360kW(490ps)/8,500rpm、最大トルク465Nm(47.4kgm)/5,250rpmを発生。360モデナに比べて最大出力で約90psもアップしています。
エンジンは車体の真ん中にセットされるミドシップレイアウト。トランスミッションは6速MTと、F1マチックの2種。
490psもの大パワーに対応して、タイヤサイズは先代の360モデナよりも拡大され、フロント225/35ZR19、リア285/35ZR19を採用。
また、430の特徴のひとつとなるヘッドライトはプロジェクターランプで、ハイ/ローの切り替えが可能なバイキセノンタイプを採用。これによってライトの小型化が可能となり、シャープな顔つきとなっています。
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